イランでもここ数年で携帯電話が急速に普及しました。イランで主流になっているのは、SMS・ショートメッセージと呼ばれる携帯同士のメッセージサービスです。では、イランで1日に交換されるSMSの数は、平均何通でしょうか?
①3通~4通
②7通~8通
③12通~13通
インターネットの投票結果です。①の3通から4通を選んだ人は、11.1%、②の7通から8通を選んだ人は22.2%、そして③の12通から13通を選んだ人は66.7%という結果でした。①の3通から4通を選んだ人が一番少なく、③の12通から13通を選んだ人が圧倒的に多いという結果でした。
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ITU国際電気通信連合が159カ国を対象に実施した最新の評価によれば、イランは通信技術の指標に関して、世界で84位に位置しています。この連盟が2010年に発表した報告では、イランは、159カ国の中で、3.08点を獲得し、順位を2つ上げて世界で84位、アジア・太平洋諸国では13位という結果でした。通信技術の拡大により、イランの携帯電話は、現在、優れた技術として知られています。携帯電話はかつて、イラン人の生活においてはステイタスのような存在でしたが、その登場から18年、次第に成長を遂げ、現在、社会の全ての階層の人々が、生活に欠かせない必需品として携帯を手にするようになっています。イランの人口およそ7000万人のうち、携帯電話を使用している人は5000万人以上であると言われています。イランの携帯電話はシム カード方式です。ここからは、イラン通信会社の広報局長で、大学教授でもある、ダーヴード・ザーレイヤーン氏のイランの携帯事情に関するインタビューをご紹介しましょう。
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-通信分野の専門家として、現在の社会における携帯電話利用の実態をどのように評価していらっしゃいますか?
「利用状況は好ましいものだと思います。この数年、常に成長を遂げてきたからです。現在、イランの携帯電話の利用は比較的好ましい状況になっていると思います。つまり通信技術の推移を見ると、年々、この通信手段の利用が高まっていることが分かります。もちろん、まだ理想的な状態にあるとは言えません。それは2つの理由によります。一つは、国民が持つ可能性や技術の点で、まだ理想的な域には達していません。もう一つは、携帯電話を利用する上でのマナーや土台作りが十分であるとは言えないためです」
-イラン国内で携帯電話が使える地域は何パーセントであり、利用者は何人いるでしょうか?
「都市部は100%、また国内の幹線道路は4万キロが利用可能になっています。また農村部でも、3万5000を超える農村に携帯電話網が敷かれています。現在の利用者は100人に72人の割合です。つまり、全人口の72%が携帯電話を利用していることになり、これは比較的多い数であると言えます」
-イランにおける携帯電話利用のマナーは、その技術の進歩に見合ったものとなっていますか?
「まだまだマナーが定着しているとは言いがたい状況です。とはいえ、この数年で大きな進歩が見られたことも事実です。この技術がイランに入ってきたのは、1993年から94年のことでした。つまり今から18年前になります。その頃はまだ一般的ではなく、携帯電話を利用していたのは、政府機関の高い立場にある人々や医者などに限られていました。しかし現在は、この技術の利用が一般的になっています」
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-全人口の72%が携帯電話を利用していることを踏まえ、今後の展開をどのように考えていますか?
「現在、中には一人で4台の電話を持っている人もおり、今後、複数の電話を持とうとする人が増えるでしょう。当然、携帯電話の利用率は120%となります。つまり、全ての国民が携帯電話の利用者となるだけでなく、中には2台、3台の電話を利用することになるのです。利用者は、1枚のシムカードをプライベートに、1枚を仕事用に、またもう1枚を別の用事に、というように使い分けようとしています。世界にはその現象が既に進んでいる国もあり、ヨーロッパの一部の国では、利用率が120%という国も存在します」
-ザーレイヤーン氏も、また家族も、携帯電話を利用していると思いますが、家族との会話、職場、仕事の関係など、日常の生活でどのくらい、携帯電話を利用していますか?
「家族はそれぞれの生活スタイルに合わせて、利用の仕方が異なっています。私自身は、仕事上でのやり取りはほとんど携帯電話で行っています。移動が多いため、移動の最中に電話で連絡を取ったりします。GPRSやインターネットも利用します。E-mailは携帯電話でチェックします。銀行口座の利用や光熱費の支払いは完全に携帯電話で行っています。ショートメッセージは日常的に利用しており、一部のメディアにも会員登録していて、毎日、ニュースが送信されてきます」
-授業中の携帯電話の利用を禁止することについて、賛成派ですか?
「賛成です。ただし、生徒や学生が携帯電話を持ってきてはならない、というのではなく、授業中の使用を禁止すべきだと思います」
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-イラン暦新年の年始の挨拶について、48時間で160億トマンの収益があったと聞いています。世界の他の国と比べて、このショートメッセージの利用数の多さは、社会にどのような影響を及ぼすとお考えですか?
「まず、この統計は、正しくは正月期間中の16日間で160億トマンが正しいものです。イランでのショートメッセージの利用数はそれほど多くありません。世界の利用数の方がはるかに多く、イランでは1日に平均3通から4通のショートメッセージが交換されており、これは決して多い数ではありません。イランには3500万台の携帯電話が存在しますが、1日に交換されるショートメッセージの数は、およそ140万から150万通で、この数だけを見ても多いとは言えません。世界中でショートメッセージの利用が好まれていることに関しては、幾つかの理由が挙げられます。第一に、会話するよりも費用が安く済みます。第二に、言葉には表しにくいことをショートメッセージによって伝えることができます。また、テレビやラジオ、出版物では全体� ��行き渡りにくい情報も、ショートメッセージなら確実に届けることができます。
年始の挨拶をショートメッセージで行うことについて、触れておきたいことがあります。昔、イランでは、年始にお祝いのメッセージを記したカードや手紙を送る習慣がありました。しかし近年はそれがショートメッセージに取って代わられてしまっています。テクノロジーの進歩も影響しているでしょう。誰かがショートメッセージを書けば、それを他のみんなに送ることができ、携帯のメモリに登録された全ての人に転送することができます」
-イランでは、ショートメッセージによって、行きつけのお店のバーゲンの宣伝が送られたり、携帯電話の支払い状況が知らされたり、金曜礼拝の実施状況が伝えられたりしています。またイラン国内で使用されているシムカードには3つの種類があり、そのうち2つはプリペード式になっています。
「さて、今回のクイズの答えですが、インタビューの中にありました。答えは①番の3通から4通でした。この結果についてイラン人に聞いてみたところ、「意外に少ない」、「イラン人はSMS大好きだからね」といった声が聞かれました。また「SMS文学」と呼ばれる、SMS特有のやり取りがあるそうです。ちなみに、マナーの話が出てきましたが、現在、イランの各銀行では、「行内での携帯電話での通話は禁止です」といった貼り紙が見られるようになりました。しかし、バスや地下鉄などの公共交通機関では、まだ禁止されていないようです。ただし車の運転中の通話には、厳しい罰金が課せられます」
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